著者：堀田健也

はじめに

数年前からパソコンをベースにしたPOSレジが普及してきました。
昔のレジはソフトを全てROMに書き込んだ物が主流でした。時代はすすみ、現在はでは、さまざまな分野に対応できるように、Microsoft社のOSをベースとしたPOSレジがシェアを伸ばしてきています。
従来のPOSレジは多くの周辺機器を接続するために、OSとしてセキュリティに弱い面もありますが、I/Oアクセスが柔軟に行えるWindows98をベースとして構成されていました。しかし、現在におきましては最新のOSであるWindowsXPを搭載したPOSレジもPOSメーカーからリリースされてはじめました。
しかし、多くのメーカー系のパソコンPOSの場合、ベースとなるハードウェアはパソコンですが、専用機に近い設計になっているものが多く、高価でかつクローズされたものとなっています。
このシリーズでは汎用のパソコンを用い、Windows2000をベースにしたレジを構築していきます。
最初は周辺機器の接続方法と制御方法から入り、最終的には簡単なレジ機能を持ったシステムを構築していきます。手元にあるパソコンでもちょっとした技術を利用すれば簡単にレジが作成できることをお見せしようと思っております。
数ヶ月にわたる連載になりますが、接続機器の基本的な接続と操作方法についてまとめていきますのでご期待ください。

第1回 キャッシュドロアーを制御してみよう
第2回 カスタマディスプレイを使ってみよう
第3回 レジキーボードってどうやって使うの？
第4回 レシートプリンタに印刷してみよう
第5回 バーコードスキャナを接続してみよう
第6回 レジソフトを作ってみよう(仕様作成編)
第7回 レジソフトを作ってみよう(データベース設計編)
第8回 レジソフトを作ってみよう(マスターメンテナンス編)
第9回 レジソフトを作ってみよう(レジ機能編)
第10回 タッチパネルに対応してみよう

番外編 MS-Accessでレジソフトを作ってみる？

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Last Update : 2011/09/09